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ダメ日記

声の仕事をしています。 その日に起きた事や感じた事、愚痴などなどをダラダラと書いています。

また凄い映画を観て来た…

「ハクソーリッジ」を観て来た。

今週末「ライムスター宇多丸のウィークエンドシャッフル」の映画批評コーナーで扱うのがこの作品なので、コーナーをより楽しく拝聴するために観て来たんだけど…感想は…

上映終了後、言葉が出なくなった…

第二次大戦末期、衛生兵になるために軍に志願した主人公デズモンド。
彼は自分の思想信条から「銃を手にする事」を断り続けるんだけど…軍の中において、その行動は「浮く」わけで…それでも信念を曲げない精神の強さに、素直に「凄いな」と感じた…

後半から日米の激戦地「ハクソーリッジ」の戦いに入って行くんだけど…

これが凄まじくて…

…「たった今まで元気に話していた人が、たった一発の銃弾で死んで行く」という理不尽が、あちこちで延々と繰り返され…そして敵味方関係なく、死んでいった人たち一人一人にも家族や大切な人がいるわけで…でもそんな事を一瞬でも思わずに、次々と相手を殺すのが”戦争”で…

また観ている内に、この作品が実話を本に作られている事もあって…日本兵が撃たれるたびに「あの人はひょっとしたら、僕の知っている人のお爺さんやひいお爺さんかもしれない…」と思い始めて…

うちの母は4歳の時に満州から引き揚げて来まして(幼かった母は何も覚えていないらしい)…
僕が子供の頃、引き揚げる時の話を祖母から断片的に聞いた事があるんだけど…断片的でも幼心に物凄い恐怖を感じたと同時に、「そんなもう少しの所で、ひょっとしたら僕はこの世にいなかったのかもしれない…」という、別な怖さを覚えて(ちなみに祖父は、普段ニコニコしてお喋りな人だったけど、満州時代の話は『…それはいいよ』と言って何も話してくれなかった。今思えば、思い出したくない記憶を思い出させちゃったのかなと、申し訳ない気持ちになる)…そして父方の祖父母はつい数年前まで元気だったし、物心ついてから祖父母が他界するまで事あるごとに「戦争は嫌だ」って言っていたのを、ずーっと聞いて育ったせいか…「僕は父方も母方も祖父母に会えたけど、ここで戦死してしまった人達は、自分の孫に会えなかったんだよな…」って思い始めたら、胸が押しつぶされそうになった(もちろん、戦争で亡くなったのは兵士だけじゃなく、民間の人も大勢いたわけで…)…
しかも戦時中は、この作品で描かれたのと同じ、もしくはそれ以上の戦闘があちこちで起きたんだもんなぁ…
敵味方関係なく、これだけ多くの犠牲の上に成り立った平和を、そう簡単に捨ててはいけないと思ったし、戦争は何一つ「美しくない」という思いを新たにした。

「ハクソーリッジ」、「これが実話!」という物凄い内容でした!オススメです!

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プロフィール

HN:
かわむら拓央
年齢:
42
性別:
男性
誕生日:
1975/07/04
職業:
俳優
趣味:
猫・ラジオ・酒・散歩・似顔絵・ゲーム・美味い物を食べる
自己紹介:
声の仕事をしています。
よく街をぶらぶらしては、猫を見てニヤニヤしています。

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