午前中。
急遽、明日収録の仕事を頂戴した!
僕らの業界は、競合他者が大勢いる完全出来高制。
「仕事を頂戴出来た」事に加え、「僕の名前を覚えていてもらえた」事のダブルで嬉しくなりながら、お昼前に家を出発。
「湿度さえなければ丁度いいのに!」という気温の中を20分程歩いて駅に着き、電車に乗ったら…
汗が止まらないわ!
汗が噴き出すようになる季節が来るの早いわ~!まだ5月なのに早いわ~~~!!!!!!
…何だか年々、暑くなるのが早くなって来ている気がするなぁ…もっとも、同じ車両の中で汗を噴出していたのは僕だけだったけど!
…汗のパッキンは年を取ったの関係なく昔からだからなぁ~…
これから行くスタジオは渋谷の先にある。
各駅停車の池袋行きに乗ったので、途中の小手指で副都心線直通の快速急行・元町中華街行きに乗換えが出来る。
約20分後に小手指に着き、予定通り快速急行に乗り換え。
席に座ったところで目を瞑り、腕組みしながらこの後の行動を考え始めた。
「う~ん、どうしよう?この電車で練馬まで行って池袋行きに乗り換えて、池袋から山手線に乗って渋谷へ行くか…ちょっと割高になるけど、このまま副都心線に乗って渋谷まで行っちゃうか…うーむ!”割高”と言っても数十円だし、このまま渋谷まで一気に行ってもいいけど…複雑で広大なダンジョンと化した渋谷駅の地下通路で迷っちゃったら変に時間がかかっちゃうしな~!」
などと頭の中であれこれ考えていたら…清瀬駅を通過中の辺りで…
何故かヨダレが垂れちゃいまして…
あまりの事に思わず「あふぇぇぃ…!」って、小さく変な声を出しちゃった!
…えぇぇぇ!!!?
別に居眠りしていたわけでもないのにッ!!!!? 何で「テローン…!」ってヨダレが垂れちゃったのッ!!!!!?
お口のパッキンもバカになっちゃったの!!!?
「…誰にも見られてなかったかな?」と思って周りを見たら…うわ~!
…僕の斜向かいに座っていた30代半ばくらいの女性が、明らかにコッチをチラ見しながらクスッとしてたわ~~~~!!!!!!!!
恥ずかしい~~~~!!!!!!!
も~~う!
それから僕はずーっと、「僕かスーパーロボット・レッドバロンか」っていうくらいに顔を真っ赤っかにして、バッグに顔を埋めるようにしながら移動しましたよ!
…結局、そのまま副都心線に乗って渋谷に行き、ダンジョンに迷う事無くスタジオへ行って台本を頂戴して来たけど…お口のパッキンも…
老化したのかなぁぁぁ!!!!!?
尾道の斜面側を彷徨っていた時に遭遇した猫。
僕を物凄く警戒していた…(かなりズームして撮影)