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ダメ日記

声の仕事をしています。 その日に起きた事や感じた事、愚痴などなどをダラダラと書いています。

細かい部分が大事

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細かい部分が大事

先日、あるラジオ番組を聴いていた時の事。

その日、生放送中にリスナーへ募集をかけたメールのテーマは「奇跡的な再会」だったんだけど…

採用された中にこんな内容のモノがあって…


約30年前。
ずーっと遊んで来たファミコン版「ドラクエⅢ」を中古店に売って、欲しかったゲームを買ったメール投稿者。

時間が経ってここ最近、「またドラクエⅢで遊びたいな~」と思った彼が、中古ショップへ出かけてドラクエⅢのカセットを購入し、家に帰って起動したところ…

冒険の書に自分のデータがそのまま残っていた

そうで…

これを読んだ番組パーソナリティーは「えぇぇ!!!!? こんな奇跡ってあるんだ~!!!」と、スタッフさんたちと一緒になって驚いていたんだけど…

いや、絶対にありえませんよねッッッ!!!!!!!?

…あのぉ~、ファミコン以前からゲームで遊んで来たオッサンから「なぜ絶対にありえないか」を突っ込ませてもらうと…

前作の「Ⅱ」で、すでに50文字を超えた「復活の呪文」。「Ⅲ」は更にとんでもない文字数になってしまう事が解っていたので、それを回避するために搭載されたのが「冒険の書」システムこと、 バッテリーバックアップ で、おかげでプレイヤーはいちいちパスワードをメモする必要はなくなったんだけど…このバッテリーバックアップにこそ!

今回の「絶対にありえない」理由がありまして…


…バッテリーバックアップは、「バッテリー」という言葉が示す通り、”カセットに内蔵された電池で、常時カセット内に電気を流し続ける事でデータを保存」していて…その電池の寿命は…

たった3年だったんです。

当時、ファミコン情報誌「ファミマガ」の紹介記事に「電池の寿命は3年でそれ以降はセーブできなくなるけど…3年もあれば十分クリアできるよね!」と書かれていて、「あ~…じゃあ3年後以降は遊べなくなっちゃうのか」と思ったのをハッキリ覚えている。

ただ、電池が切れてもメーカーにカセットを送れば、新しい電池と交換してくれるサービスがあったけれど…それも随分前に終了しているし、「常に電気を流している」という性質上、交換の為に古い電池を抜いた瞬間に…

それまでのデータは消えるわけで…

以上から30年近くもの間、ドラクエⅢのデータが残っていたというのは、「そのカセットにたまたま永久機関が搭載されていて、ずーっと電気を発生させ続けていた」か…「そのカセットに無限力イデに接続する機能がついていた」かという事でしか説明が出来なんだよなぁ…それはもう…

「ツチノコが本当に捕獲された!」

くらいの奇跡で…(また、「リセットを押しながら電源を切らないと消える」、「プレイ中、ちょっとでもカセットに触ったら消える」など、生まれたての赤ちゃんレベルに慎重に扱わなきゃならなかったセーブデータが、30年も無事に残っていたとは信じられない…)


ラジオに投稿する人たちは、「本当にあった事しか書かない」という人たちと、「面白ければ創ってもいいんじゃない?」という人たちに分かれて、”0からネタを創り上げて行く”コサキンに長い事投稿していた僕は、「創作した話で笑いがとれるのも才能の一つ」と思うので、どちらかと言えば後者にシンパシーを感じる。

ただ!
創るのであれば、大事な設定に思いっきり突っ込みが入らないよう、ディテールには徹底的にこだわって欲しい!
以前、ラジオやテレビでバナナマンのお二人や東京03の皆さんも、「細かいディテールは大事!」と仰っていたけど、ここを荒くやられちゃうと…ガッカリしちゃうんだよなぁ~!


…そういえばPCエンジンの初期のCDロムロムも、本体に充電池が内蔵されていて、ゲームを遊んでいる間にそこに電気が溜められて、電源を切っている間はそこから電気を流す事でデータを保存していたけど…一週間に一度、何時間か充電しないとデータが飛んだんだよなぁ…
中学の試験期間で2週間近く本体を起動しないでいたら…「天外魔境」のデータが吹っ飛んでいて半狂乱になったっけ…


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プロフィール

HN:
川村拓央
年齢:
48
性別:
男性
誕生日:
1975/07/04
職業:
俳優
趣味:
猫・ラジオ・酒・散歩・似顔絵・ゲーム・美味い物を食べる
自己紹介:
声の仕事をしています。
よく街をぶらぶらしては、猫を見てニヤニヤしています。

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