いつものように、昼過ぎに外をブラブラしに行った。
家を出てすぐの所で、飼い主のおじさんとお散歩中のチワワが、飼い主さんがそのお友達らしいおじさんとお話している脇で大人しく座っていたんだけど…僕の姿を見るとスックと立ち上がり…
「何だこの野郎~~~!」
と言わんばかりの勢いでこっちに向かって来ようとし始めた…!
リードを引っ張る力強さに飼い主さんが「おいおい!どうした!!!!?」と驚くくらいの勢いで、前足を浮かしながら僕に飛びかかろうとするチワワ!
その後、飼い主さんになだめられて再びお座りをしたものの…僕が遠くへ行くまで僕の事をジッとロックオンし続けていた…
その後、狭い路地を歩いていたら…
前方から三毛猫がやって来るのが見えた!
何だか今年は街中で猫を見かける事が少なくて、最近は完全に猫に飢えていた僕!
華奢な体つきの三毛、「♪ルンルン」と鼻歌を歌わんばかりの足取りでこちらへやって来ていたので、僕はその場にしゃがみ「おいで!」と迎える格好をしたらその途端…
「え?何この人間…?」
って顔をして、三毛は僕の前方5mくらいの所でピタっと歩みを止めてしまった…
それから三毛はジーッと、僕の様子を伺った後…ゆ~~~っくりと近づいて来たかと思ったら…僕に2mくらいまで近づいた所で…
「ダー!」っと、僕の脇を一気に駆け抜けて行っちゃった…
僕の脇を走り抜けて行った三毛の目は…「何?あの人間…気持ち悪~い」と言っているようだった…
それから1時間近く歩き、大きなお寺の横の路地を歩いていたら、前方に60代くらいのおばさんが歩いているのが見えた。
当然、歩くスピードは僕の方が速いので、僕とおばさんとの距離は徐々に縮まって行ったんだけど…5mくらいまで近づいた所からおばさんが…
チラチラと振り向いて僕を警戒し始めた…
…まあ、世の中物騒だから…警戒するに越したことはないけど…
いい気分はしませんわな…
そして、「あれ?警戒されてる?」と気付いた途端、心の中で「僕は普通の人!」って思い始めるようになっちゃうわ…
おばさんは僕に抜かれる前に別の脇道へ入って行った。
そこからもう少し歩いたら、道の脇でキジトラ猫がうずくまっているのを発見!
このキジトラはとても人懐っこくて、いつも僕を見ると自分から「ニャー!」と鳴きながら近寄って来てくれるんだけど…今日はジッとうずくまったままで一向に動こうとしない…
「昼寝してるのかな?」と、そっと頭を撫でてみたら…
「ちょっと、止めてくれる?」
って目で僕を見てきた…
う~~~ん…どうやらキジトラ、今日は人間をかまってやる気分ではないようで…「あ、すみません…」と、僕はそっとその場を立ち去った…
何だかここ最近、身の周りが色々とモヤモヤしているな~…