あ~…今日は昼過ぎからずーっと、物事を楽しい方に考えられませんわ…
…というのは…
一ヶ月前ですよ?
一ヶ月も時間が経つんですよ…?
今年入った養成所の新人たちに課題の台本原稿を渡したのは…
…それが今日、20日超ぶりに観に行ったら…
相変わらずの有様だった!
んま~!とても一ヶ月間、何度も練習して来たとは思えないレベルで!台詞を噛むわ言い間違えるわ言いよどむわ少しも話の流れを組み立てて来ないわ……!
…この前も愚痴ったけれど…彼らはまだまだ勉強を始めたばかりなので、表現がつたないというのは仕方が無いけれど…これだけ時間があったのに「何度も何度も噛んで、何度も何度も言い間違える」なんて上記のような有様じゃ…
コッチだってガッカリしますわ…
…これは最初の時に彼らに伝えた事だけど、養成所へは「モノを教わりに来る」んじゃなくて、「家で毎日勉強して来たモノを披露しに来て」欲しいんですよ。
「これだけやって来たんですが、どうでしょうか?」という人に対しては「こうしたら?」とアドバイス出来るけど、今回のように頻繁に読み間違えたり噛んだりされるのは、それ以前の話で…って、20日前にも全く同じ事を書いてたじゃないか…!
…何と言うか…彼らから感じるのは…「ここに通っていればプロになれる」って甘さと…「ライバルはこの養成所にいる人たちだけでなく日本中に何千人、何万人といるし…いざ現場に出るようになれば多くの先輩方も全員ライバルになる」って事を理解していないんじゃないだろうか…?(だから、この仕事を続ける限りは、プロになってもずーっと勉強をしないとダメなんだけど…)
う~~~ん、最初の時に「ここに来れば必ずプロになれるわけではないし、なれない可能性の方が高い」って事も伝えたし、「ここに来る時は仕事をしに来るつもりで臨むように」って心構えも言ったんだけど…
…もし今日の台本が「本当の仕事」だった場合、あんなボロボロな状態でスタジオへ行ったらどんな事になるか…その空恐ろしさをちょっとでも想像したら、普段から練習せずにいられないと思うんだけど…
…とりあえず「次回(一週間後)までにせめて、”噛まない”、”読み間違えない”レベルまで練習して来るように」と言ったけど…これって「プロを目指している人」に言うような事か!? 言われなくてもそのくらいのレベルになるまでやって来るものじゃないのか!!!!?
…重い足取りでの帰宅途中、いつもと違うスーパーで買い物をしたら、女子高生なのかな?新人店員さんが慣れない手つきで一生懸命レジ打ちをしているのを見て、何だか少し癒された。