昨日の夜、録画しておいた映画を観た!
タイトルは… 「ダーティーハリー5」!
金曜の朝、新聞のテレビ欄にテレビ東京「午後のロードショー」でこの作品を放送すると書かれていたのを見た瞬間、「これは録らなきゃ!」と即録画予約!
昨夜、「ふしぎ発見」が終わってから「ゴッドタン」が始まるまでの時間で観たけど…
やっぱり面白いわ~!
そして懐かしいわ~!
1988年、僕が13歳の時の作品で、テレビで初めて観たのは中学生の頃だったけど、今回、まだ「マスク」前のジム・キャリーや、「シンドラーのリスト」前のリーアム・ニーソンが出演してた事にビックリ!そして、今年88歳で今では演者ではなく監督に専念するようになったクリント・イーストウッドが、走って殴って撃ってと、まー!カッコいい事!!!!!!!
何と言っても嬉しいのは、放送されたのが吹き替え版だった事!
ダーティーハリーシリーズは全作、DVDを持っているけど…残念すぎる事に日本語吹き替え版が入っていなくて!フランス語の吹き替えは入っているのにッ!!!!!!
…思えば僕が、今の仕事を知る事になったのは、小学1年の頃に「ダーティーハリー1」の吹き替え版をテレビで観ていて、「このアメリカ人、日本語うまいな~!」と思った僕に、母が「アニメや洋画にセリフを当てる仕事がある」と教てくれたのが切っ掛けなのと、役者として尊敬している山田康雄さんがクリント・イーストウッドの声を演じていらっしゃるこのシリーズは、僕にとって特別な存在。
いや~!
クリント・イーストウッドのような二枚目から、ルパン三世のような三枚目まで自由自在に演じ分ける山田康雄さんの芝居は、やっぱりメチャクチャ勉強になるな~!憧れるなぁぁぁ!!!!!!
…これは以前、小耳に挟んだ話だけど。
寺沢武一先生の「コブラ」のモデルはジャン=ポール・ベルモンドで、連載中、寺沢先生の頭の中でコブラの声は、ジャン=ポール・ベルモンドの吹き替えを担当していた山田康雄さんをイメージしていたんだけど、アニメ化された際にコブラの宿敵クリスタルボーイの声が小林清志さんに決まった事で、「コブラを山田さんにするとルパンのキャスティングと被っちゃう」という、最近のアニメでは考えられない理由から、コブラの声は野沢那智さんになったんだとか。
しかし、後にPCエンジンのCD-ROMROM版で発売された「コブラ」では、寺沢先生のイメージ通り山田さんになったそうなんだけど…
山田さんのコブラ…カッコよすぎるんだよな~!
原作よりコミカルな感じの野沢さんのコブラも大好きだけど、山田さんの渋~~いコブラのカッコよさと来たら!!!!!!!!
黒竜王との対決シーンで流れる…
「ヤツが見てる…ヤツの視線が…あの視線はどこから…?」
って台詞は、未だに聴いただけでゾクゾクしちゃう!
…と、僕がこんなに尊敬して止まない山田康雄さんを…
最近の若い子は知らないらしい…!
…2年前から養成所の講師を任されるようになって、19歳、20歳くらいの子と接するようになったけど…そこに来ていた、「最近のアニメ」に物凄~~~く詳しかった当時20歳の女の子は…山田康雄さんも塩沢兼人さんも知らなくて…一般の人なら…2億歩譲って良しとしても…この業界を目指しているのに山田さんも塩沢さんも知らないなんていうのは…
歴史学者志望の人が「織田信長を知らない」って言ってるのと同じだぞッ!!!!!?
…と、凄~くガッカリしたのよね~…
30年以上前の吹き替え版を放送してくれる「午後のロードショー」は、とても貴重でありがたいわ~!
そして調べたら、10年前に出た「ダーティーハリー」のDVDやブルーレイには、山田さんの吹き替え版が入っているのね!でも音源がテレビ版だから、放送当時にカットされた部分は英語字幕になっちゃうのか~~~~!どうしよう!? 買おうかしら!!!? どうしよう!!!!!!?