午後2時過ぎに都内から地元に帰って来た。
家を出てからここまでほとんど歩いていなかったので、ここからいつものウォーキングを開始。
駅から1キロくらい歩いくと、秩父方面へ伸びる大きな道路に出るんだけど…ここの道路脇の土手に…
星人がいた!
この星人、以前ここに書いた「車の流れが止まるのを待って、タイミングを見計らって道路を横断」していた猫!
写真からも見て取れるように、まー!何て賢そうな顔をしているんだい!!!!!
うひうひニヤケながら近寄る僕を、星人は身を低くして警戒し始めた。
そこで、以前テレビで猫好きな鈴木砂羽さんがやっていた、「指のニオイを嗅がせる」作戦を実行してみる事に。
何でも、お互いのニオイを嗅ぎあうのが猫同士の挨拶なので、指のニオイを嗅がせると「お!コイツは礼儀をわきまえているな!」と猫に思わせる事が出来て、一気に仲良くなれるんだそうで。
警戒する星人の鼻先に左手の人差し指をそーっと近づけると…「むぅ~…!」と警戒した表情をしながらも顔を近づけて来て、「くんくん」とニオイを嗅ぎ始めた!
ひゃっほう!
猫に対して頭が完全にどうかしている僕は、もうこれだけで色んなところがビンビン状態になっちゃったんだけど…「よし!僕を受け入れてくれたかな!!!? もうちょっと仲良くなりたいな!」と思って、猫の目の前で手を左右に素早く動かしてみた。
猫はそんな僕の手を、一瞬「おい、何だよ!?」って顔をして見つめ始めたんだけど…
まあ…その手の動きと…「まだそこまで心を許しちゃいねーぞ?」って事にイラッとなさったのかな?
本気の猫パンチを頂戴しました…
僕の左手の甲に爪まで出しての、極真カラテばりの一撃をぶち込まれました…
しかもその後、思いっきり身を低くして「あ?やんのかコラ?おい、おめぇみたいなモンをボロ雑巾にすんのは簡単だぞ?あ?」って顔で僕を睨みつけて来た猫の姿に…
「コイツ、やっぱり何て賢いんだ!」
と、ビンビン状態から昇天しそうに…否、昇天しちゃったわ!!!!!
そうよ!僕みたいな怪しい奴と「コイツ舐めてるな?」って奴には、遠慮なく鉄拳をぶち込んで常識を教えてやればいいんだ!
「失礼しました」と言って、僕はその場を離れたけど…その時ふと「そうか、僕に友達もいなければ彼女も出来ないのは、こういう細やかな心配りが出来ないからなのかな!?」と思って…
何だかとっても大事な事を教わった気がした。
今後はこの猫を「先生」と呼ぶ事にしよう。
家の近くでここに何度か書いた、飼い主のご夫婦が留守の時に、僕がコッソリおやつをやっている近所の柴が散歩しているところに出会った。
柴、いつも僕を見るとシッポを振って近寄って来るのに…「今ここでコイツにシッポを振って近寄って行ったら、いつもおやつを貰ってる事が飼い主にバレるかも」って思ったのかな?飼い主夫婦の旦那さんと挨拶していた間…
完全に僕をガン無視してたわ。
やっぱり、犬も猫も僕より賢いな。