金曜日。
「レディ・プレイヤー1」を観に行った。
予告編を観た時から、「これは4DXとの親和性が高そうな作品だな!」と思ってたので、今月はちょっとお金面が厳しいけれど…4DX吹き替え版で観てきた!
いや~!
面白かった~!
2045年。
全世界の人々が熱中する仮想世界「オアシス」。
この「オアシス」を創った天才ゲームクリエイターが亡くなった時、「オアシスに隠した3つの謎を解いた者に全財産56兆円を与え、オアシスの後継者に認める」というメッセージが流れた事から、世界中のプレイヤーがその謎に挑みだしたものの…あまりの難易度の高さから5年経っても最初の謎すら誰も解けていない…
主人公「ウェイド」も貧しい暮らしから脱出するために、この謎に挑戦し続けているのだが…
というのが大まかなストーリー。
「オアシス」の中でプレイヤーは自分の好きな姿のアバターになれるんだけど…有名キャラクターの姿をした隠れキャラ的アバター探しが面白い!
ザッと見つけただけでも…キティちゃん、バッドばつ丸、けろっぴ、ロボコップ、ストⅡのリュウ、春麗、トゥームレイダーのララなどなど、「あれ!? こんな所にあんなキャラが!!?」、「あれもそうじゃないか!?」と、あちこちに隠れアバターがいた!
そして、キャラクターだけじゃなくて乗り物やロボット、ゲームに映画と、知っていれば思わずニヤッとしてしまう仕掛けやパロディーがてんこ盛り!
冒頭のレースゲームのシーンでは、ウェイドの乗る車が「バック・トゥー・ザ・フューチャー」
のデロリアン(車体前面の光の演出はナイト2000、無骨な感じはマッドマックスのV8っぽくもあって最高!)だし、ヒロイン「アルテミス」が乗っているのは「AKIRA」に登場する金田のバイクで、オッサンは心の中で思わず「おぉぉ!」と唸っちゃったわ~!
あと「バットマン」、「マッドマックス」、「マッハGoGoGo」の車がチラッと出て来る辺りもニヤっとするポイント!(カウボーイ・ビバップの『ソードフィッシュⅡ』もどこかに登場してます!)
そして何と言っても、僕のテンションが最高潮に達したのは…CMにも登場する
RX-78-2、ガンダムが登場したシーン!!!!!!!
ネタバレになっちゃうから書けないけど…
日本生まれの某巨大キャラとガンダムが死闘を繰り広げるんですよッ!
「スパロボでも実現できない対決」で見せる、その時のガンダムの動きは完全にファーストのソレではなくて…
ガンダムシュピーゲルのものだった!
も~う!「シュツルム・ウント・ドランク」ぐらい出しちゃうんじゃないかって動きに、おじさん熱くなっちゃったな~!
「オアシス」の支配を目論んで、金にモノを言わせて汚い手をバンバン使ってくる超巨大企業の経営者が、サブカルチャーの知識がメチャクチャ薄っぺらで、自分じゃ何も出来ないくらいへタレ野郎なくせに、物凄く独善的で独裁的、かつ超攻撃的という性格をしているんだけど…コイツのアバターが「スーパーマン」のクラーク・ケントをさらにマッチョにしたような姿をしているのが、「いかにも!」って思って笑っちゃったわ~!
この手の「中身が何も無いのに無駄にマッチョ思想」の人って、自分の見た目もガッチガチのマッチョにしたいんだろうな~!
「レディ・プレイヤー1」、オススメです!
とにかく、映画・ゲーム・音楽・アニメなど、色んなジャンルからのパロディーが盛り込まれているので、知識があればあるほどニヤッと出来る!
興味を持ったもののスタンリー・キューブリック監督の「シャイニング」をまだご覧になった事が無い方は…少なくとも「シャイニング」をチェックしてからの方がより楽しめます!
あと、パンフレットは表紙にネタバレ要素が散りばめられているので、観終わってからの購入をオススメします!
…しかし、「ペンタゴン・ペーパーズ」のようなゴリゴリの社会派も撮れれば、この作品のようにバッキバキのSFも撮れるなんて、スティーブン・スピルバーグ監督は凄いな~!(どちらの作品からも『独裁的で独善的なくせに中身は小心者な人間に権力を与えてはいけない』ってメッセージを感じた)
お知らせ!
今日放送の「名探偵コナン」に出演します!
よろしくお願いします!