昼過ぎ。
明日の仕事の原稿チェックを終えた後に、軽く原付の練習に出かけた。
「ヤマノススメ」の舞台でもあるウチの地元は、市街地からちょっと行くとすぐに山道に入る。
そんな山道を20分程走ってみたけど…この前のようなエンジンの不調は全く起きず、快調に走ってくれてホッとした。
帰宅途中、家から2キロくらいの所にあった周囲のアスファルトが磨耗して、ちょっと路面から出っ張っているマンホールの蓋の上を通過した直後に後輪が…「ガクン!」ってなる感覚が!
「え!? 何!!!!?」と左に寄せて停車し、後輪を見てみたら…
パンクしてる!
…しかも、タイヤの走行面に穴が開いたのではなくて…
タイヤの横側が裂けるように破けていた…!
…以前、自転車で同じ状態になった事があるけれど…これってタイヤが劣化した時に起きるパンクの仕方だよな!!!!!?
…パンクしちゃったらもうこれ以上は走れないので、仕方がないから家まで2キロ、そして家の最寄りの自転車屋さんまで約1キロ、原付を押して帰ったんだけど…
今年初の汗だくになったわッ!
夏日の中、重~い原付を押して3キロ近く歩けば、そりゃ汗だくにもなりますわなッ!しかし、パンクしたのが山道の中でなくてホントに良かったッッッ!!!!!!!
…どうにかこうにか自転車屋さんまで辿り着き「すみませーん」と店内へ。
ここの自転車屋さん、僕は子供の頃からお世話になっていて、先代のおじさんにはチェーンが外れた時やパンクした時にしょっちゅう面倒を観てもらっていた(しかも、いつも修理費は取られなかった)。
そんなおじさんも10数年前に亡くなり、今は僕より10歳くらい年上の息子さんが跡を継いでいるんだけど、この息子さんは若い頃から矢沢栄吉さんばりのリーゼントでバッチリ決めている、顔も2枚目なカッコいい人で。
僕の呼ぶ声に「はーい!」と言って、店の奥から出て来た息子さんが…
両方の鼻にティッシュを突っ込んでいた…
「いや~!花粉が酷くて!」と言いながら僕の原付を見るなり、「あ~!タイヤが劣化してるわ~!」と息子さん。
ブレーキレバーも交換しないと危ないというので、「じゃあ、お願いします」と原付を置いて1時間半くらい街中をブラブラしたんだけど…その間ずっと「…見た目なんて気にしていられないくらい、花粉症が辛いのは僕もよ~く解るけど…鼻にティッシュ詰めるんじゃなくて…マスクすればいいんじゃないか?」と思わずにいられなかった…
1時間半後に再び自転車屋さんへ行ったら、後輪タイヤとブレーキレバーが新品に交換されていた。
交換費12000円払って店を出たんだけど…修理箇所の説明とお金を支払っている間もずっと、息子さんは鼻水ダラダラだったし、僕も歩き回ったせいで汗ビショビショ…店内に「ダラダラビショビショのおっさんが2人」という、異様な光景が広がっていた…
帰り、家まで原付に乗って行ったら…ブレーキがすこぶる効き易くなってた!
さっきまではブレーキレバーをしっかり握っても、何だかブレーキの効きが緩やかな感じだったのに、新しくなってからは自分の感覚にしっくり来るようになった!
これで更に安全に運転できそうだわ!